ふわっといろいろ書くところ

これは…!と感動したドラマの感想をつづります

「背中を預けるには」の私的すぎる感想。

どうも。おひさしぶりです。日々、いろんなBLに元気をもらっているハレです。タイドラマから再加熱した、自分のなかでのBLブームですが、それが今回、ファンタジーBLに目が向きまして、おすすめいただいて読み始めたのが、そうです! タイトルにもあるとおり、「背中を預けるには」(小綱実波先生・著)でございます!! 読み始めるとつづきが気になって、合間合間にどんどんどんどん読み進め、今朝、読み終えたばかりの大河ファンタジーBL小説「背中を預けるには」1.2.3巻(完結)の感想をふわっと、あくまでもふわっとネタバレありで書きたいと思います。前置きが長くなりましたが、ここから本題に入ります。

以下、ネタバレありです。

イオニアの記憶をもつレオリーノ

あらすじを書こうかと思いましたが、何から書いてもネタバレになり、どこからどう手をつけていいのかわからないほどの、長編。

かつてファノーレン王家の王位継承者であったグラヴィスは何者かに命を狙われていて、彼の人間の盾となっていた異能の持ち主イオニアイオニアはどうしてもグラヴィスへの想いを断ち切れないまま、ルーカスという優しい恋人に抱かれている。それが恋とは言えないまでも、自分が罪の意識に苛まれたとき、いつもルーカスの存在に助けられてきたイオニアは、いつかルーカスに好きという気持ちを抱くようになる。

私は基本、どっちつかずの関係には惹かれないのですが、イオニアの気持ちを想像するとふたりとも大事だったんだろうなぁ、という感想に至ります。イオニアはグラヴィスへの深い想いを抱きながらも、ルーカスに救われているという複雑な立場の青年で、最初はグラヴィスに叶わない恋をしていたがために、命を落としてもまた彼に会いたいと思って、その強い気持ちがレオリーノに受け継がれたのだと思っていました。ですが、違った。グラヴィスへの愛も、ルーカスへの気持ちも、どちらもあって、この物語に一貫して流れている二面性と言いますか、人というのはどんなことも白黒つけられないものなんだな、という考え方がここにも表れているのかなと、いま書きながら気づきました。

完全悪もないし、完全な善というものもない。何が正しくて何が間違いかなんてことは誰にも決められない。人はひとつの顔だけで生きているわけじゃないし、ひとつのところにとどまれるわけもないし、ひとつの思いだけで生きることもできない。イオニアにとって、グラヴィスもかけがえのない存在だし、ルーカスも自分を救ってくれる存在だったし、そのふたつの気持ちが混ざりあってはいけないものだ、とは言えないと思うのです。諦めることしかできなかったグラヴィスへの気持ちと、ずっとそばにあったルーカスの愛。ふたりへの想いのなかで揺れ動く? 動いてない? ただ受け入れているのが、イオニアなのだな、と思います。

過去に戦のなかで命を落としたイオニア。グラヴィスへの想いと裏切り者の記憶を胸に刻みながら息絶えたイオニアの記憶が、レオリーノに受け継がれます。

ひたすら天使のように愛らしいレオリーノ

レオリーノはイオニアの記憶を受け継ぎながらも、確固たる自分の意志をもって、どんどん進んでいくのですが、イオニアのようになれないことを嘆きます。

イオニアが命を落とす寸前に得た裏切り者の記憶が、レオリーノを駆り立て、そして事件に巻き込まれ、不運にも走れない身体になってしまう。愛しいひとを守っていたイオニアと違い、守られるだけの立場のレオリーノ。国を揺るがすような絶世の美貌と、その天真爛漫な性格から、ひたすら家族にも溺愛されて育てられるのですが、レオリーノ、さすがというかなんというか、芯が強い! ふわふわしているように見えて、ここぞ! というときには勇気を振り絞るし、事件に巻き込まれ事件を引き起こし何度も恐ろしい目にあったとしても、裏切り者の記憶を、真相を暴こうと必死で立ち向かっていく。

ラヴィスのことを好きになるのは、イオニアの記憶をもっているから仕方ない、というよりは、イオニアの記憶のなかのグラヴィスに恋をした、ように私は思います。イオニアと僕は別だってレオリーノが常に言っていましたし、それでもイオニアの記憶のなかのグラヴィスに惹かれて、そして年齢を重ねたグラヴィスに実際に会って、どうしようもない憧れが恋に変わり、そして愛だと、愛することはどういうことなのか、ということに向き合っていく。その過程でルーカスのイオニアへの執着を解き放ったり、そしてルーカスとも向き合い、自分がいつかルーカスを好きになるかどうか、わからない、とレオリーノが言っていましたが、最後までグラヴィスへの愛を貫いたんだなぁ、って最終巻を読んだいまならわかります。

ルーカスと向き合うことで、レオリーノのなかのイオニアが救われたように見えたのは、私だけでしょうか。

炎の戦場のなかに、雨が降ったのは、救いだったのではないでしょうか。

そんな風に思ってしまいます。それでもレオリーノはグラヴィスへの愛をとめられない。レオリーノはイオニアではないから。イオニアだってグラヴィスを愛していましたが、やっぱり救ってくれるのは太陽のように明るいルーカスなのかなぁ、ってすこし感傷に浸ってしまいます。グラヴィス、愛が重いけど、守ってくれるし、強いし、かっこいいけど、救いとは言えなかったのかなぁ、と…

レオリーノの話をしようとして、脱線しましたが、レオリーノはとってもとっても愛らしいんです!! ちょっと世間知らずなところがあって、確かにそんな…そんなこと言うのか、そこで!! みたいなところはあるんですが、そこが絶妙に可愛いのです。レオリーノは成年を迎えながら、あどけなさが残り、護衛役のヨセフや侍従のフンデルトと話すときの無防備さ、ふわふわさ、面白さ、そんなところが随所にあって、それがめっちゃくちゃ可愛いのです! それでも誰かのために自分を犠牲にしてしまうほどの勇気がある。そういう二面性も人間らしくていいなって思うんです。

イオニアのように強くなれない自分を、最初は認められなかったレオリーノ。

事故にあい、足を痛め、走れなくなり、守られるだけの立場になってしまったレオリーノ。

それでも頑固で意志がかたく、周囲を巻き込んで、心配をかけながらも、自分の信じた道を突き進んでいくレオリーノ。

父親に励まされ、グラヴィスに愛され、周囲から溺愛されながら、自分の足で立ち、そして何があってもグラヴィスと一生を共にすると誓うレオリーノ。

そこにはきらめくような強さがあると思います。誰かを守ることは腕力だけがすべてじゃない。相手に寄り添うことでしか癒やせない傷もある。何も聞かずに抱きしめる。見守れる。言わなくていいことは言わないでおく。自分がつらくたって、それが相手のためになるのなら。そんな風に思えるレオリーノの強さ。何があっても決して泣きわめいたりしない。ただ真っ直ぐに立ち向かえる強さがレオリーノにはある。

できていたことが、できなくなっても。

ただ生きているだけで、それだけでいいんだ、とレオリーノの父親は諭す。

その人生観が私の胸を打ちました。

闇が暴かれるとき

ストーリーはと言いますと、どこまでも重厚で、イオニアが知った裏切りの記憶から、レオリーノが突き止めた真実、そして国をかけた戦い、そのあと明かされる予想もしなかった王家の秘密。人間関係が複雑でこんがらがりそうになりますが、それはもう仕方がない。もう、なんというか、本当に大河ファンタジーBLというのがわかるような、イオニアという人物とレオリーノという人物が時代をまたいでつながりあって、その一生を脈々と追い続けた小説、と言いますか、そんななかでグラヴィスやルーカス、ディルクやサーシャ、ヨセフやフンデルト、そしてレオリーノの家族たち、悪役までもが一生を背負い、生き抜いていく、そんな複雑で壮絶で、それなのにどこかで読んでいる私を救ってくれる、そんな小説だったなって思います。

闇が暴かれるとき、光があります。

光なしでは、闇は存在しないからです。

だからきっと誰しもが光であり、闇であり、そのふたつを併せ持ち、危うい均衡を保ちながら、ときに光になり、闇になり、誰かを照らす星屑にもなれば、誰かを包む夜にもなる。そんなことを気づかせてくれた作品です。

それにしても闇が深すぎて、凍りつくぐらいでした。

ぜんぜん気づかなかった。

そんなつらすぎる真実。

ラヴィスの心中を思うと悲痛に胸が痛みますが、きっと彼なら、きっと彼はもう、レオリーノがいるから大丈夫だって思えます。

ラヴィスはレオリーノのなかにイオニアがいることに気づき、その事実が明かされるその前から、レオリーノに惹かれ、レオリーノを愛し、イオニアに対しての想いも捨てないまま、レオリーノと恋に落ち、レオリーノを生涯の伴侶にする。グラヴィスにだって二面性があって、自分のなかに流れる血に震えながら、それでも強く、強く生きようとしている。レオリーノと一緒だからこそ、だからこそ強くなれるんだろうな、といういうのが読んでいると伝わってきました。

まとめ。

とにかくいろんなことが詰まってて、もうどう書いていいのかわかりません!

どこにときめいたとか、どのシーンが好きかとか、この人物のどんなところが好きかとか書きたいと思ったのですが、何しろ、壮大すぎて、どこかを切り取ることができないくらいで、ぽつぽつと自分の思ったことだけを書くという、私的すぎる感想になってしまいました。この感想を読んでから、本編を読もう! と思ってくださる方がいらっしゃるかどうかはわかりませんが、各電子書籍にて配信されておりますので、良かったら。

自分のいちばん好きなシーンは、春が来て、庭でヨセフとレオリーノが話していて、それを背後で聞いていたグラヴィスに気づいて、レオリーノが驚く、あのシーンです。

答え合わせ、するのがいつになるかはわからないけど、きっと、ふたりなら、最高の答えを出してくれると思うのです。

まっすぐでまっすぐでまっすぐでまばゆいばかりのレオリーノと。

ひたすらに自分の置かれた立場を全うする真面目すぎるグラヴィスと。

あいらしいふたりがこれからもつむいでいくであろう素敵な日々を思いながら…

これから番外編集読みます!!

ちょっとこの「背中を預けるには」から、なかなか抜け出せそうにないので、しばらくはこのまま浸りつづけたいと思います!

長々と書いてしまいましたが、読んでくださってありがとうございます!!

ここにはこれからいろいろ書いていくつもりですので、もし良かったらお付き合いください!!

「Absolute Zero -絶対零度-」を見終えて。(ネタバレあり)

 今回は先日見終えたタイドラマ「Absolute Zero -絶対零度-」の感想を書きたいと思います。私的な感想、というよりは、ストーリーの考察をしたい、と思い、ブログを書こう!と思いました。仏教的な話はしなくても、私的な考察なので、私的な感想といえばそうかもしれませんが、仏教的な視点でお送りする場合だけ、私的すぎる感想、とタイトルにつけております。今回は純粋にストーリーを追います。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

 以降、ネタバレあります。注意!

まずストーリーについて。

 高校生のスアンスーンは、映画館でとなりの席に座ったオンサーという高校生と知り合うのですが、その出会い方がなんとなく唐突すぎるような印象なんです。空いてる映画館でとなりの席になるという偶然が運命的、といえばそうなんですが、急に話しかけられることはそんなにないと思うので、オンサーにいきなり声をかけられて、スアンスーンは不思議な感じをしながらも、ふたりは心を通わせて両思いになり、大人になるまでずっとその関係が続いていく、という不思議な運命を感じる物語なんですが…

 実はオンサーには秘密があったのです!!

 その秘密はまたのちほど書きます。オンサーが積極的にスアンスーンを誘って、仲が深まっていくなかで、学校のイベントでオンサーはスアンスーンに告白します。そしてそのままふたりは恋人同士になるのですが、それが記念日としてあとあとに意味を持つものになるので、とても印象的に描かれています。夜の学校。映画。流れ星。願い事。贈り物。ブレスレット。すべてが印象的なんです。そこでスアンスーンに気持ちを受け止めてもらって、喜ぶオンサーを見ているとこちらも嬉しくなります。まだこの段階ではオンサーの秘密は私たちは知りません。

 スアンスーンはオンサーと出会う前、住んでいるアパートの謎の隣人から不思議な話をされるんですが、それも未来を見てきたような内容で、とても気になるエピソードなのです。そこでもう見ている方はタイムスリップものなのかなぁと予想できると思うのですが、というか、私はあらすじも見ずにサムネイルだけを見て、この作品を見ようと決めて、タイムスリップものと知らずに見たので、そこでようやくタイムスリップするんだ!と気がつきました。

 というわけで、なんらかの理由でタイムスリップする、ということだけはわかったのですが、そこには切ない理由があったのです…

 スアンスーンの部屋の隣にいたのが、大人になって過去にタイムスリップしたスアンスーンだとわかるのは、まだしばらく先になります。

 スアンスーンとオンサーは大人になり、一緒に暮らしていて、記念日を迎えるんですが、その日にオンサーが仕事からの帰り道、事故で意識不明になります。病院で横たわるオンサーを見て、どうしようもない絶望に見舞われたスアンスーンは、病院からの帰り道、タクシーに乗って願い事をします。オンサーを救えるなら、なんでもする、と。すると、タクシーを降りた先が、自分の高校生時代だった、というのがはじまりです。

オンサーの秘密

 大人のスアンスーンは高校生のオンサーと出会って、いろいろあって、高校生のオンサーに慕われるようになります。恋心を持たれます。大人のスアンスーンはもともと高校時代からオンサーが好きですし、ふたりは自然とお互いを想い合うようになるのですが、そこでスアンスーンはあることに気づきます。

 オンサーはスアンスーンだと知ってて映画館で声をかけたんだ! 

 ということに。気づいてしまうのです。大人のスアンスーンが。

 そこで大人のスアンスーンは葛藤します。

 オンサーはどれだけの我慢をしてきたのだろう?

 と。

 高校生の自分と知り合ってから、オンサーはどれだけの我慢をしてきたのだろう?

 と。

 最初、そのオンサーの我慢の意味がわからなくて、もしかして私は何かを見落としたのだろうか、と思いましたが、そんなことはなくて、真っ直ぐに考えてみると、その事実が、すとん、と腑に落ちたんです。

 高校生のオンサーはタイムスリップしたスアンスーンと知り合って恋に落ち、大人のスアンスーンが自分のもといた時代に戻ったあと、高校生のオンサーは高校生のスアンスーンと出会うことを望み、そして映画館で声をかけます。タイムスリップした大人のスアンスーンと出会ったということ、そのことをずっと黙ったまま、大人になるまで関係をつづけていく。秘密にして。オンサーはどれだけの忍耐力をもって、実は未来のスアンスーンに出会ったんだ、という事実をスアンスーンに話さずにおいたのだろう、と想像すると、それはオンサーの我慢以外のなにものでもない。ということに見ている私も気づいたのです。

 オンサーの秘密。我慢。その気持ちを思ってスアンスーンは葛藤します。

 大人のスアンスーンは未来の出来事をわかっているので、どうにかして高校生のオンサーを高校生のスアンスーンに出会わせないようにするのですが、戻るべきときが来てしまいます。そして大人のスアンスーンは現代に戻るのですが…

 高校生のオンサーは寂しさに耐えきれず、大人のスアンスーンとの会話を思い出し、かすかな希望を持って映画館に走ります。

 そして冒頭の運命の出会いを果たすのです。

 そしてまた運命が繰り返すように大人になったオンサーは事故にあい、そこで!

 またオンサーもタイムスリップするのです!!

 ここから書いてしまうと本当にネタバレのネタバレになってしまうので、これ以上は書かないでおきたいのですが、自分の考察したかったところは、このオンサーの我慢、というところなので、以下はストーリーと構成と演出の素晴らしさについて書いていきたいと思います。

この作品の素晴らしさ!!

 この作品の素晴らしいところは、スアンスーンが過去に戻り、過去が塗り替えられていくなかで、まったくストーリーに破綻という破綻がないところです。オンサーが過去に戻り、現実が切なく塗り替えられても、ここがこうなって、こうなった、というのが見ている方の混乱なく、スムーズに展開するので、本当に感動するくらいストーリーに没頭できます。すべてのエピソードが印象的で、過去が変わることによって、未来も変わっていくので、ふたりが出会わない現在を選ぶことになったりもするのですが、やっぱり会いたくて、ふたりの想いが切なくて、オンサーの気持ちが儚くて、スアンスーンの気持ちが苦しくて、まるで繊細な砂糖菓子のようにもろい現実が次から次へと移り変わっていく。そのなかでまた偶然なのか運命なのかわからない現実に導かれて、ふたりがまた出会うところの演出には、とても感動いたしました!ストーリーの展開も構成も素晴らしすぎて、読んだことはないのですが、原作も素晴らしいんだろうなぁって勝手に想像してしまいます。脚本も素晴らしいです。映像だからこそのシーンの美しさや、わかりやすさ、が、とても鮮明に描かれているところも、素晴らしいと思います。たくさんの印象的なシーンがありますが、やっぱり私は映画館で再会の再会の再会を果たすところがとても感動しました。

まとめ

 全体的に切ない物語ですが、各話の作品のあらすじを見ていたらわかるように、最後はやっぱりハッピーエンドなので、安心して見てください!本当にストーリーと構成と演出が素晴らしいので、このネタバレ感想を読んでから見てもらっても、充分に楽しめると思います!ここまで書いて、オンサーとスアンスーンの話しかしてないですが、カフェの店長さんとか、オンサーの同級生とか、レンタルDVD屋さんのおじさんとか、それからオンサーのご両親とか、周囲のひとがみんな温かくて、とても素晴らしい作品になっております。とくにカフェの店長さんが私は好きです。

 難しいことはわからないですが、とにかく!とにかくストーリーが素晴らしく、俳優さんたちもごく自然な演技で、すっと引き込まれること間違いなし!ちょっと重ための落ち着いたBLをお探しの方は必見です!

 ちなみに私はFODさんで見ましたが、楽天TVさん他でも配信中です。Blu-rayも発売中です。TRAILERを貼りつけておきます!読んでくださって、ありがとうございました!


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「山河令」(中華ブロマンス)のここが好き!(ネタバレあり)

すみません!!今回、中華ブロマンスです!!!タイドラマ日記と言いながら、またしてもタイドラマじゃない作品の感想を書きたいと思います!!!!

感想と言っても、ドラマを見終えて、とにかく作品に対する重すぎる感情を共有したくて、Xでスペースを開いたんですが、その際にノートに書きためた熱い思いを語りきれなかったので、それをどこかで昇華したいなと思い、そうだブログに書こう!と決めました。ので、今回、短め、かつ、ぽつぽつとした感想になりますが、読んでいただけたら、嬉しいです~!

ドラマのタイトルは山河令です!!!

言わずと知れた有名な山河令です!!!

なので、あらすじは書かずに、とにかく好きポイントを語りたいと思います。

以下、ネタバレあり、です。

好きなキャラクター

私の好きなキャラクターはみなさんご存じの通り、温客行さまです!!

まったく何も知らずに見てたので、むしろオープニング曲も流し見しただけなので、最初はただ優雅なひとだなぁと思っていたら、途中で鬼谷の谷主だと判明して、さらに昔から主人公の周子舒さまと師兄師弟関係にあって…と胸熱ポイント満載!ダークヒーローかと思っていたのですが、鬼にも鬼の事情があり、単純に善悪の判断もしてはいけないので、そういう複雑なところにも、温客行さまの危うい魅力があると思います。そして強い!そしてどこまでも周子舒さまを信頼しているところが、もう!素晴らしく、素晴らしい!!(すみません、意味不明で…)

好きなシーン

いきなりですが、龍淵閣の地下で共に戦うところが好きでして…あのシーンでふたりの絆が深まったことが、鈍い私にも伝わってきて、あのシーンがあったから、その後、ふたりが離ればなれになっても大丈夫!という自分のなかでの確信が得られたような気がします。それまでは温客行さまが一方的に周子舒に好意を寄せ、周子舒さまは賭けのつもりで温客行さまに信頼を置く、一方通行ではないんですが、どことなく危うさがあったふたりの関係が、中合わせに薬人と戦うことによって、おお!ここまでふたりの信頼関係は深いものだったのか!と思わせてくれるところがあります。好きな理由って書くの難しいですが、そんな感じでこのシーンが好きです。

いちばん胸熱なシーン

周子舒さまが晋王に捕らえられて、助け出された後、またピンチに陥ったところで、温客行さまが鬼たちを連れて助けにきて、温客行さまが周子舒さまにひざまづいて、周子舒さまを荘主と呼ぶところ。おぉーーーーーー!ってなりました。ここがいちばんの私の胸熱シーンです。あの、鬼なので、みんな鬼なので、たぶんひどいこともたくさんしてきてると思うんですけど、周子舒さまを助けるために谷主である温客行さまのもとに結集するところが、もう、なんていうか、爽快とも言えるくらいに素晴らしい展開で、その後の展開は鬼にとってつらいところが多いので、ここが私のいちばんのクライマックス!という気持ちです。

どうしても鬼が悪!とは私は言い切れないです。この作品において。敵役の蠍王さまにも悪とは言えないところがあって。誰に寄り添うかで本当に見方が変わる作品だと思います。

好きなセリフ

好きなセリフいっぱいあるんですけど、まずはこちらです。

「賭けをしたい。俺はお前を信じる」

周子舒さまのセリフなんですけど、このセリフがずっと頭のなかに残ってて、その後、温客行さまが鬼谷の谷主だということがわかっても、撤回されることのないセリフで、どんなときも周子舒さまは温客行さまに信頼をおいていて、最後まで、本当の本当の本当の最後まで見たら、やっぱり周子舒さまはきっとその賭けに勝ったんだなって思えて、もう胸がまた熱いです。

このドラマ、本当に胸熱シーンが多くて、もう、ひとりで、おぉー!とか、わー!とか叫びながら見てたんですけど、もう一話に一回以上は胸熱ポイントがあって、好きなシーンとか好きなセリフにしてもひとつには絞りづらいんですが、あえて選ぶとしたらこのセリフです。あともうひとつ。

胸熱とはまた違うのですが、仏教的な観点から見た山河令という物語の核とも言えるセリフだなぁと思うのが、悪人も刀を捨てれば成仏できる、善人は悪事を働けば転生できぬなど、道理に合わぬ、というようなことを周子舒さまが温客行のことを思って言うのですが、そこがとても納得!!!でした。深い話はしないでおきますが、仏教では善人も悪人も分け隔てなく悟ることができるという教えだと思うので、この周子舒さまのセリフがとても好きだなぁと思います。ラストのラストでも振り返って見せていただけるセリフなので、きっと重要なシーンなんだろうなぁ、と思います。

余談ですが

天窗という組織名について、周子舒さまが思いを語るシーンがありますが、天の窓から光を取り入れたい、(それが悪人を排除することだというのは仏教的に見ると避けてほしいところですが)それが自分の希望だ、と言い切っています。その希望が、最後のほうで、温客行さまが傷を負い、立てなくなりながらも、光を背負った周子舒さまに触れたくて手を伸ばす、そのシーンで報われたんじゃないかという気がして、また胸熱でした。温客行さまにとって、周子舒さまは光で、どんなときにも自分を照らしてくれた光で、周子舒さまにとって誰かの光になることが希望で、その希望が叶ったんじゃないかと勝手に考察して、勝手に胸熱くなってしまうのです。どうしても胸熱なんです。

アナザーエンディングについて

最初、周子舒さまか温客行さまの、どちらかが最後に命を落とすものだと思って見てました。エンドクレジットの前の段階なら、確かにそうでした。私はU-NEXTで見たのですが、エンドクレジットのあとの曲のあとの曲のあとに、アナザーエンディングがあって、そこでは周子舒さまも温客行さまもご健在で、永遠を感じさせるようなやりとりをされていて、これがあるのとないのとでは全然違う、という話をXのスペースでみなさんとお話してて、もしこのラストのラストのラストを見たことがないという方はぜひ見てみてほしいです。いま確認したらFODでもアナザーエンディングはありました。

個人的に、途中から、この山河令、もしバッドエンドでも、メリバでも、ハッピーエンドでも、どれでも受け入れよう!という気持ちで見たのですが、残酷すぎる課程を経ているので、ハッピーエンド!とは言えないかもしれないですが、おふたりの永遠に変わらないであろう関係性が最後の最後で見れたことは、とても素敵なことだなって思います。本当に胸熱いです。また。

最後に

蠍王さまが大人気で!!!そのみなさんの熱い気持ちがわかるくらいに本当に蠍王さまが素敵でした!!!でもあえて私は温客行さま派で!!!

 

以上、結局のところ、長くなってしまいましたが、山河令、とても胸熱で素晴らしい作品なので、まだ見ていない方は(これを読んでくださった方はきっと見ているでしょうけど)ぜひご覧になってみてください!!周子舒さまが変装を解いたあたりから、沼に転げ落ちます!!と言い残して、感想を締めたいと思います。

そして

スペースをする際には締めに一発ギャグをしなければならないという掟があるのですが、そのために考えたギャグをここにも残しておきます。

はい。それでは。

周子舒とお酒を飲む温客行とかけまして

真夏に来年の抱負を語るととく

その心は

どちらも鬼の笑った顔が見られます!

ありがとうございました~!

「MY STAND-IN」の私的すぎる感想。(ネタバレあり)

タイBLドラマ「MY STAND-IN」を見終えました!!

私はUpくんが好きなので、最初はUpくんが出演しているということで見始めましたが、見ていくうちに、どんどん、どんどん、物語に惹きつけられ、最後までわくわくドキドキしながら見ました。

ストーリーがもう素晴らしくて、本当に何事も自然に物事が運ぶと言いますか、無理がない展開で、毎週、クライマックスかと思うくらいに、心揺さぶられる作品でした。

そのなかで私が勝手に推測したり考えたことを感想として書き残したいと思います。

前置きが長くなってしまいましたが、本題に入っていく上でまず自己紹介を。

このブログは基本的に「ふわっと」しか感想を書かないつもりで、というか、私はドラマを見てもふわっとした感想しか持てないので、ブログのタイトルに「ふわっと」を使っています。今回もそんな感じでいきたいと思います。

毎回、おなじ自己紹介から始めている気がしますが、また今回もおなじ自己紹介から始めます。私は十年以上前からテーラワーダ仏教の教えを勉強したり実践していて、タイドラマの端々から仏教的な思想を見つけては、感動している面倒くさい人間なんですが、今回もそんな感じで、これは!と思ってしまうところがあったので、仏教的な視点から感想を書かせていただこうと思います。まだまだ勉強中なので、間違っているところがあれば指摘していただいて、その都度、書き直していきたいです。

ただこの作品は中国の作家さんの小説が原作ということもあり、テーラーワーダ仏教的な考え方で見ていいのかどうか分からないところがあるので、ただの一個人の趣味で書いた感想として温かく見ていただけると助かります。いろいろ、ご了承ください。

まずあらすじから!(ここからネタバレあり)

スタントマンをしているJoeは背中が人気俳優のTongと似ていることから、度々、ドラマのなかでTongの代役を務めている。Tongを慕っているMingが彼と間違って、Joeの背中に抱きつくくらい似ている。だからこそMingは叶わない恋の相手のかわりにJoeをそばにおくのだが、JoeはMingの真意を知らないままMingに惹かれていく。そのまま深い関係になっていくなかで、JoeはMingをかけがえのない存在のように思っていくのだが、ふとしたことがきっかけでMingがTongのかわりにJoeをそばにおいていたのだということが、Joeにも分かってしまう。ドラマのなかだけではなく、現実まで代役になっていたのだということを知り、悲しみのあまりMingを突き放すJoeだが、MingはどうしてもJoeを離したがらない。Joeをつなぎとめたい上にTongへの思いを断ち切れないMingは、非道な手を使ってJoeを陥れるのだが、そのあと、自分の本当の気持ちに気づいていく。違法なスタントを引き受けるしかなくなったJoeは、事故で崖から落ち、気づいたときには別人の体のなかにいた、というのが序盤ですが、ひたすらJoeの背中に執着するMingと、どこまでも彼の気持ちに流されていくJoeという、関係性が最初から最後まで変わらないように思います。ここからが私の私的感想になります。

あえて「魂」を「心」と置き換えて見ました!

崖から落ちて、気づいたときには別人の体のなかにいたJoeですが、おなじ名前のJoeさん(区別のために、さん、を付けます)という人物の体に転生します。テーラワーダ仏教では、永遠に変わらない本当の自分の「魂」というものは存在せず、すべてが「心」によって左右されると考えられています。なので、Joeの魂がJoeさんの体に入った、というよりは、Joeの心がJoeさんの体に入った、という解釈を私はしました。自分の肉体が滅びたとき、心は次のよりどころを探して、すぐに転生する先の肉体にしがみつくそうなので、本来なら、Joeの体はすでになく、別の新しい体、人間であったとしても、まだお腹のなかで生まれる瞬間にしがみつくことができなければ、転生をすることはないはずですが、ここは物語なので、体をなくしてさまよっていたJoeの心が、たまたま心を手放していたJoeさんの体に転生した、というような見方ができるのではないかと思います。このへん難しい問題ですが、体はあっても心を手放すことができるかどうか勉強不足でわからないので、Joeさんの心がどうなっているのかわかりませんが、もう体から出てしまったあと、ほかの生命に転生している、と考えたほうが、最終話まで見た感想では切なくないかな、という気がするので、そう考えるようにしています。

仏教的に見たら、心が入れ替わることは、ありえないんですけど、それを言ってしまうと考察が終わってしまうので…

そして「心」がすべてを決めている!

JoeはJoeさんの体になっても、また同じような関係性のなかに身をおいてしまいます。Joeさんの母親のこともあり、いろいろあり、またしてもスタントマンになって、背中が似ているという理由でTongの代役をすることになったり、いなくなったJoeを想い続けるMingにJoeの代役としてそばにいてほしいと言われたり、もう、生まれ変わったようなものなのに、おなじような境遇に立たされてしまうJoeに、何と申し上げていいのやらわからない、やるせない気持ちになるのですが、やっぱりここは仏教的に見て、心がすべてを決めているからかなぁ、だから仕方ないのかなぁ、という気持ちになってしまいます。仏教ではどんなことも自分の心次第なんです。汚れた心で行ったことは、やっぱり悪いことになって返ってきますし、清らかな心で行えば、善いことが返ってくる。そんな法則にのっとって見たら、Joeの心がJoeの心でありつづける限り、体が変わっても、おなじようなことに境遇に立たされたり、周囲との切れない関係に愕然としたり、そしてそのなかで変わらない縁に悩んだり励まされたり、するのかなって私は思いました。心すら変わっていくもので、変わらないものは何ひとつないのかもしれないけど、周囲との関係が変わらないのはやっぱり、Joeの心がJoeの心であるからなんだろうなぁ、という印象がありました。

なぜそこまで「代役」になりつづけてしまうのか…

誰かの代わりになることはつらいことなのだと思います。それは仏教的に見なくても言えることです。自分が自分でありたい、自分が自分だと認められたい、そんな気持ちは誰にでもあると思います。仏教的に見たら、自分というものはないんですけど、どうしても、自分が自分として承認されたい欲求というものは、生まれてきます。

JoeはJoeのときもJoeさんの体のときも、ことごとく代役になってしまうことで、最後、二度目の生死の境をさまよったときに、Joeさんの体に戻るか、自分が自分として生きる道を生きるか、選ぶ。そのときに、走馬灯のように誰かの代わりになりつづける自分の人生を見て、一旦、自分として生きる道を選ぼうとします。でもMingの気持ちが、本当はJoe自身の背中に恋をしていたMingの気持ちが、JoeをJoeさんの体に戻る決意をさせたように思います。代役、として生きることに納得したというよりも、代役じゃない、ということにJoeが気づいたことで、自分の道が開けたような気がしたのです。代役、にばかりなってしまう人生ということ自体には、仏教的に見て、こうです、ということは言えませんが、自分の心が変わらない限り、おなじようなことがループしてしまうのは、仕方のないことなのかもしれません。一度、恨みをかったら、ずっと生まれ変わってもおなじように相手に恨みをもたれてしまう輪廻のようなもので、一度、誰かの代役になったら、ずっとその先もその関係性がつづくのかもしれない、と思います。

余談ですが…

ループから抜け出す、それはつまり仏教的に見て悟りの境地だと思うんですけど、悟りってどうやって開けるのって聞かれたら、瞑想するしかないんです。気づくこと。観察すること。慈悲喜捨の気持ちを持つこと。そうなんですけど、生きることは苦である、と気づくことが悟りだと言われています。代役でありつづけるJoeの人生は苦だったんだと思います。苦、しかなかったんだと思います。それだけで終わっていたら、Joeはループから抜け出せたのかもしれない。それでもMingがいたから、Mingの愛が、Mingを愛していたから、Joeを悟らせなかったのかもしれません。そこがとても仏教的だなぁと思います。愛するもの、執着する対象をつくったら、悟れない、という教えなので、やっぱりこの世界にとどまることを選ぶときの気持ちは、そうです、愛、なんです。それが悪いかどうかはわかりませんが、それがあるからこそ、私たちは苦しみ、悩み、傷つき、そして時折、安堵に似た幸せを感じたりする、そういうものなんだなぁ、と、この作品を見ていて、改めて思いました。

家で誰かを待って灯りをともしつづけることは執着なのかもしれない。

でもどうやったって悟りを開けることのない私たちには、その灯りが救いにもなる。

MingとJoeがこれからも幸せでありつづけられますように、それを願いながら、この私的すぎる感想を閉じたいと思います。

まとめ

ときめき!とか、きゅん!とかだけに頼らない、面白さを感じる素晴らしい作品でした!ほんとに毎週クライマックスだったので、最終回が穏やかで穏やかでびっくりするくらいでしたが、このラストで良かったな、って思います。

許し、のお話なのかもしれませんが、ここでも仏教的に見ると、許す、ということはそもそも見当違いなんだそうです。

何も悪いことをしていない人はいない。

自分だって人を責められる立場じゃない。

それをわかっていたJoeはやっぱり、こういうと語弊があるかもしれませんが、慈しみのある人なんだな、って思います。

最後になりましたが、私は気づくとMingのお兄さんのMike推しになっておりましたことを、書き添えて、今度こそこの感想を終わりたいと思います。

長々とした文のわりに大したことを書けなかったですが、読んでくださったありがとうございました!また次の私的すぎる感想でお会いできたら嬉しいです!

「愛の香り」の私的すぎる感想(ネタバレあり)

いま見終えたばかりの「愛の香り~I Feel You Linger In The Air~」の感想を私的すぎる視点から語らせていただきたいと思います。

私は以前よりテーラワーダ仏教の勉強をしておりまして、仏教国タイで信仰されているのもテーラワーダ仏教ということもあり、タイドラマの端々から見受けられる仏教的思想にとても興味があるのですが、この作品はそんな私の心を鷲掴みにするようなエッセンスが散りばめられた、深みと重厚感のある素晴らしいBLドラマでした!

仏教の勉強はほぼ実践的なことばかりで、歴史や文化についてはあまり知らないので、そのへんはぼんやりとしか考察できませんが、また私の知識を総動員して感想を書かせていただきたいと思います。

以降、ネタバレを含みます。

まずはじめに

仏教にはジャータカ物語というものがあります。誰にでもわかりやすく仏教の教えを伝えるために書かれた物語みたいなのですが、これは日本の仏教でも読まれているものです。私は数話しか読んだことがないのですが、お釈迦様の前世、前々世、前の前の前の前世…と膨大な前世でお釈迦様がどういう人と出会い、どういう行動をとったのか、ということが端的に描かれているのですが、そこでよく出てくるのが、デーヴァダッタです。とあることがきっかけでお釈迦様に恨みをもって、輪廻のなかで、ことあるごとにお釈迦様に敗北し、お釈迦様に恨みをもち、また輪廻し、お釈迦様に出会う…最後にはデーヴァダッタはその恨みをもって、お釈迦様に嫌がらせまでするようになるのですが、お釈迦様が悟りを開き、入滅され、お釈迦様が輪廻から解脱するまで、その因縁がつづくのです。それを思い出しました。

もちろん「愛の香り」は恨みの物語ではありません。多少、恨みはあるかもしれませんが…それが根本にある物語ではありません。愛です。あるのは愛です。

それでも仏教の教えとはそういうもので、前世や前々世、もっと遥か昔において、何らかの因果関係があってこそ、今世で出会う。輪廻とはそういうもので、そこから抜け出る方法を教えてくださっているのが仏教なのですが、それは「愛の香り」にあてはまりませんので、省略します。

とにかく仏教的なんです。「愛の香り」

さあ、どんなところに因果法則や輪廻を感じるのか、これから語っていきたいと思います。

「愛の香り」はこんなストーリー!

タイムスリップものなのですが、とにかくとにかくストーリー展開に説得力があります!映画のような雰囲気とか、丁寧な心理描写とか、場面の切り替えとか、そういう演出が素晴らしいのだと思います。

まず若き建築家のジョムが留学している恋人の帰りを待ちながら、仕事をしているのですが、ある古い家屋の改修に携わるようになってから、不思議な夢を見ます。自分を呼んでいる男性の声。ベッドに横たわる見知らぬ男性とジョムに似た人物。果たして夢にはどんな意味があるのか。妹にも語って聞かせるくらい気になる夢なのですが…というところから物語ははじまります。

そしてジョムが待っていた恋人は留学先で新しいパートナーを見つけて、こっぴどくジョムを捨てるのですが、そのときの悲しさ悔しさ怒り嫉妬のようなものが一話目にして、印象的に描かれているので、このあとの展開をスムーズに受け入れられるようになっていると思います。

目の前に新しいパートナーを見せつけられ、恋人に捨てられたジョムは自暴自棄になってお酒を飲んで車の事故に遭い、川に投げ出されます。その投げ出された水中で古い時代の戦士の姿をした男性にキスをされ、その瞬間に(?)また不思議なことが起こります。そうです。百年ほど前の時代にタイムスリップするのです。

ミンという青年に助けられ、面倒を見てもらうのですが、最初のうちはジョムはタイムスリップしたことに気づかない。というか気づくほうが難しいとは思うのですが、なかなか気づかないところはやきもきしました。

そして出会ってしまうのです!

ヤイ様に…!

というのは私の心の叫びです。ヤイ様。このあたりでは実力のある役人の息子で、とても落ち着いていて気品があり穏やか、かつ、聡明で、優しくて、もうどんな言葉を使っても表現できないくらい素敵な人物なんですけど、出会ってしまうんですよ。

ジョムが事故にあう前に見た夢のなかで自分を呼んでいた男性。それがヤイ様です。

そしてまた出会ってしまうのです!!

元恋人!!と、そのパートナーに似た女性!!そして妹に似た女性にまで!!

たぶん今世のジョムからしたら前世くらいの年代になると思うんですけど、そこで出会ってしまうんです。因縁を感じる出会いです。

ジョムの元恋人に似たカムセーンは、パートナーに似たフォーンゲーウと叶わぬ恋をしていますし、ジョムの妹に似たウアンプンもまたなかなか理解されない恋をしています。ジョムがタイムスリップして、ヤイ様がジョムを愛し、またジョムもヤイ様に恋をし、ジョムがその地域の権力者やその使用人たちと交流するなかで、いろんな物事が動き、時代は移り変わり、すべての物事が変わっていく、川の流れのようにとどまることなく変わっていく、その瞬間をとても素晴らしく切り取っている作品だと思うのですが、そのなかで私は登場人物同士の因縁を感じ、タイムスリップした先の人たちとジョムが、今世で出会い、親交を深めたり家族になったり、修羅場や困難を乗り越えるだけの縁ができたんだなぁ、としみじみ見ておりました。

何よりも気になっていたのは、前世よりもっと前の前世!

最初に水中で出会う戦士のような姿の男性の見た目というか顔立ちもヤイ様で、それがどこでつながってくるのだろうなぁと思っていたら、ラストのラストでつながって、輪廻を疑っていない私は妙に納得してしまいました。そうです。ずっと前からヤイ様とジョムは出会い、結ばれる縁ができていたのです。ここに来て私は、これはジャータカ物語に似ているな、と思い当たり、それをテーマにこの感想を書こうと決めました。

前世で結ばれることのなかったカムセーンとフォーンゲーウは今世で恋人同士となり、ジョムをタイムスリップさせる原因となるのですが、それはいい方向に向かった因縁で、ジョムもタイムスリップを経験し、ヤイ様と愛し合い、いろんなことを経験するなかで、ふたりにわだかまりを持たなくなる。なんて素敵な因果なんでしょうか。ヤイ様と何度も出会い、何度でも愛し合う物語、終わりはありませんが、なんて素敵な輪廻なんでしょうか。本当は、輪廻はしたくない!と思うところなのですが、ジョムとヤイ様と見ていると輪廻も因縁も悪くないと思えてしまうから、不思議です。

あぁやっぱりうまく説明できなかった…

原作小説を読んだりしておらず、ドラマを見ただけの感想は以上です。

まとめ

タイムスリップものなので、もっとやるせなさとかを感じるのかなって思ってたんですけど、全然そんなことはなく、輪廻や因縁ということを忘れても、とても素晴らしい作品でした。が、私にはたぶん権力や使用人の人生や女性の立場、そういうものについて語ろうとしても、自分のなかに正しさを持っていないので、説得力がないと思います。もっと詳しく書きたかった部分はあるのですが、文字数も多くなるし、語りだすととまらなくなりそうなので、省きます。ご覧になられた方が感じたことがそれぞれの答えだと思うので、す、が、物事を善か悪かに判断せず、そのままの事実を事実として見るのが、仏教なので、私はそんな風に見ようかなって個人的に思いました。

拙い感想になってしまいましたが、もっと本当はこうだよ!とか仏教の教えが間違っているよ!とかご意見がありましたら、都度都度、書き直していきたいと思っております。長くなりましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。

ハッピーエンド!で良かったです!

 

 

想像以上に「Between Us」にときめく!!(ネタバレあり)

さて、一年前くらいに「そのうち見ます」とこのブログで宣言して、ずっと見ていなかったタイドラマ「Between Us~縒り合わせる運命~」をやっと見ましたので、感想を書きたいと思います!このドラマは「Until We Meet Agein~運命の赤い糸~」(以下、UWMA)のスピンオフ作品です。ちなみにUWMAの感想はこのブログにも書かせていただいております。

 

amenochiniji.hateblo.jp

 

さてさて、この「Between Us」という作品ですが、UWMAのサブカップル、ウィン先輩とティームがメインのお話となっております。UWMAの主役である大学生パームの友達のティームと、パームの恋人になるディーン先輩が部長をつとめる水泳部の副部長ウィン先輩。サブカップルとしてもキラキラな存在感を放っておりましたが、今作でも重厚な存在感で作品の素晴らしさを引き立てています。

「Between Us」のここにときめく!!

いきなりこの見出しではじめたいと思います。動画配信サービスの作品紹介を見ていただければ、もう私のあらすじなんかなくてもいい。とは言いませんが、とにかく、とにかく語りたいのは、ここです!

まず水泳部のティームは過去の重たい出来事を夢に見ることから、大会や選考会が近づくと眠れなくなっているのですが、ちょっとしたことからウィン先輩を頼るようになります。ふたりはおなじ寮?アパート?に住んでいて、夜眠れなくなるとティームがウィン先輩を頼って部屋に足を運ぶんです。それでふたりは何もせずに一緒に眠る!ただただ抱き枕のようにお互いを抱きながら、眠る!

何度も何度もそんなシーンがあるのですが、その構図がとても美しくて、本当に感動を覚えるくらい素敵で、ティームの心細さを包み込むウィン先輩の包容力にめっちゃときめきます!!

最後の最後まで自分がなぜ眠れなくなるのかをウィン先輩に明かさないティームですが、眠れなくなるたびにウィン先輩を頼るところがもう可愛くて。愛さずにいられません。さらに言えば、UWMAでは金髪に耳の軟骨を貫くピアス(いまでは大好きです!)に翼のタトゥーという派手な外見から、私は勝手にウィン先輩をチャラい(すみません)と思っていたのですが、まったくそんなことなくて、むしろスパダリじゃないか!と序盤で気づきまして、それに気づいてからは、ウィン先輩、ティームをよろしく頼むよ的な信頼感をもって見てました。

セリフのひとつひとつが心に響く雰囲気がどこまでも素敵!!

重いと言ってしまったほうがいいかもしれない、この世界観。友達とのわちゃわちゃもありますし、ラブコメ的なところもあるのですが、やっぱりティームの過去やウィン先輩の置かれている状況を考えると、軽くはない。そして中盤でディーン先輩が同性愛者であることを茶化すような言い方を通りすがりの学生にされて、憤慨するティームを諭すウィン先輩、あのシーンがあることで、とても物語に厚みが増しているように思います。ティームからウィン先輩への告白シーンの言葉のひとつひとつも重く胸に響いて、ウィン先輩が泣くのも頷けるなって思います。見ているこちらまで心がしめつけられて、もうティーム分かったよ分かったからウィン先輩もおなじ気持ちだから安心して好きって言おう!って、ひたすら応援しておりました。

ウィンティームのふたりの魅力!!

ウィン先輩、めっちゃ包容力あります。めっちゃ勉強できます。もちろん水泳部副部長。実家はお金持ち。雨でも構わず泣いているティームのもとに駆けつける。いつも優しくて面倒見がよくて、さらに男前。褒め言葉しか出てこない。

誰もいないプールで勝手に練習して足がつって溺れていたティームを助けたところでは、本気でティームを叱責するのですが、そこから自分の気持ちに気づき、苦悩するウィン先輩、そんなところも素敵。

最初に流れでティームとの関係をもってしまうときも、ちゃんと酒に酔ってないか恋人はいないかティームに確認するところが、誠実で素敵。

ティームはちょっとおバカなところが可愛い。友達思いで、まっすぐで、過去ともちゃんと向き合って、理性で物事を考えて、なかなかウィン先輩にも気持ちを打ち明けないけど、でもずっとウィン先輩が大好きなんだなぁっていうのが伝わってきて、本当に可愛い。素直で、お菓子ばっかり食べてるところも、可愛い。小動物のような可愛らしさがあります。

まとめ

今回、あらすじすっ飛ばして、まともにストーリーについて書いてないですが、ぜひ見てください!可愛いです!ときめきます!サブカップルも何組か出てて、そのサイドストーリーも見ごたえがあります!想像以上にときめきます!期待以上にときめきます!とにかくウィン先輩とティームの麻縄でつながったような絆にぎゅっと心をつかまれます。余談ですが、UWMAでは前世でのつながりがディーン先輩とパームをつなぎますが、私の勉強しているテーラワーダ仏教では、前世でつながりがない人間は誰ひとりいないと説いています。無始なる輪廻のなかで、自分とかかわりのなかった生命はこの世にいない、と。その考え方なら、ウィン先輩とティームが麻縄でつながっていても不思議じゃないかな、って。過去世は誰にもわからないし、描かれていないものを妄想するのも無粋ですが、きっと強い絆がふたりにはあるんだろうな、って思います。

そして最後の最後の大団円にとてもハッピーな気持ちになります!!!

みんな笑顔で癒されます。とにかく癒されます。そんな「Between Us」は現在、FODさんなら見放題、楽天TVさんなどでも配信されています。UWMAを見て、ちょっとでもウィン先輩やティームが気になった方、ディーン先輩とパームも安定感のあるカップルとして出ていますので、よかったら!マナウの恋愛模様も詳しく描かれてます!

すでにご覧になった皆様とはまたどこかで語り合えたりしたら嬉しいです!

以上、長くなりましたが、読んでくださってありがとうございました~!いつにも増して内容なかったですが、ウィン先輩の素敵さ具合とティームの可愛らしさが伝わっていたら、嬉しいです!

https://tv.rakuten.co.jp/content/435189/

 

 

 

韓国BLドラマ「To My Star」「To My Star2」について語りたい!(ネタバレあり)

ブログタイトルに「タイドラマ」という単語を使っているのに、韓国BLドラマの感想を書きたいと思います!興味がなくても読んでもらいたい!そしてドラマを見てもらいたい!そんな気持ちでいっぱいですが、ネタバレを含みますので、ご注意ください…

どうしても「To My Star」「To My Star2」について語りたい!

見るに至った経緯は省きます。そこも語りたいんですが、長くなるので、とにかく本編について語りたいと思います。個人的な私の話は置いておいて、ドラマの感想を語りたいと思います。今回、あまり叫ばずに、冷静に書きたいと思います。

まず「To My Star」のあらすじから。

トップスターのソジュンがスキャンダルに巻き込まれ、雲隠れをするために用意された家に住んでいたのが、料理人のジウ。ソジュンはとても愛想のいい性格で、反対にクールで素っ気ない性格のジウは、最初はソジュンを突っぱねますが、段々と彼のペースに巻き込まれながら、ふたりはすこしずつ仲良くなっていく。

という王道です!絶対に最初は険悪なのに恋に落ちるのが私の見るBLの黄金比率(言葉のチョイスが間違っている気がします)なので、この作品も例に漏れず最初はジウがとてもバッサリ叩き落すように受け答えしてて、このふたりがどうやって仲良くなるんだろう、という杞憂にも襲われるくらいですが…

大丈夫です!ちゃんと恋に落ちます!

ソジュンから一方的に好意を寄せられるんです!ジウが!ソジュンはある病気を抱えていて、それがふとした拍子に出てきて、ジウがそこから彼を思いやりはじめる(ように見える)んですが、たぶんそういうところからソジュンはジウに心を開くようになったのかなぁって振り返ってみて思います。私だけかもしれません。

何しろソジュンはトップスターなので、まわりを記者がうろついていますし、しかもスキャンダルの事件の真相が最後のほうまで明かされないので、ドキドキハラハラしながら見れる大人BLなんですが、ソジュンの事務所の社長が面白みのあるキャラクターだったり、アイドル顔負けなマネージャーの愛らしさだったり、ソジュンとジウの穏やかなエピソードだったり(料理の動画をふたりで撮ったり)があるので、殺伐とした中にも甘さがあるという公式の紹介のとおりです!

繊細で叙情的!映像の雰囲気がとても落ち着いていて、心に染み入ります!

なによりラストのキスシーンが(あると思ってなかったせいか)わ~!ってなりました。とても素敵でした。カメラワークとか。ここまでそこまで積極的じゃなかったジウも…なので、ときめきました~!そして盛大なネタバレをしました、いま私。

一貫して無愛想なジウがソジュンに何を言われてもすぐには受け入れないところが、もどかしくて、ソジュンの気持ちを思うと切なくて、ジウが頑ななことにもいろんな事情や彼の性格とかが絡んでて、納得はできるのですが、最後まで両想いにはならないところが、私は…好きです!!!

そして事件の真相が明かされたときのソジュンの厳しい空気感とか見ていると演技の上手な方なんだなぁという印象を受けます。2を見ているとそれをさらに実感します。

というわけで、ここから2の感想に移りたいと思います。

「To My Star2」は最初からずっと切ない!!

まずあらすじから。「To My Star」から数年後(?)の物語のようです。一旦、仲良くなって相思相愛になって、そこから気持ちや生活のすれ違いから(?)ジウが一方的に「もう終わりにしよう」というメモを残して姿を消します。ソジュンはあの手この手を使って一年後くらいにジウをようやく捜し出し、よりを戻そうといろんな方向からアプローチするのですが、それがことごとくジウの冷酷さで叩き落されるという、

めっちゃ切ないラブストーリーでございます!!

(?)が多いのは私に物語の流れをつかむ能力がないからです。そう言いながら感想を書いているのは、この熱いパッションを誰かに伝えたいがためです。深い考察もできず、率直な感想しか書けませんが、読んでくださった方がすこしでもこの作品に興味を持ってくださったら嬉しいです。

さて感想です。四話!四話まで見てください!絶対これは両片思いなんだ!って勝手に思い込めるくらいの、わ~!なシーンがあります。ソジュンがどんなに折れて言い寄っても、バシッと叩き落していくジウからの、ジウからの…!そのあとすぐにまた素っ気なくなってしまうんですけど、それでもあのシーンがあるから、ケンカしても突っぱねてもむしろソジュンが諦めても、ジウは絶対にソジュンが好きだ!という私的思い込みができたので、最後までハラハラしながらもドキドキしながらも切なさに打ちひしがれながらも、ハッピーエンドに違いないという確信をもって見ることができました。

脇役のキャラクターもよくて、最初はジウを「パパ」と呼ぶとなりの家のちびっこユハがこんなに活躍するとは思わなかった、というくらいしっかりしていて、洞察力があって、大人びていて、面白さを引き出していました。ジウの元恋人も邪魔するというよりは素直に自分の気持ちに向き合っているだけなんだろうな、って思うような一生懸命さがあって、物語が展開するうえでとても重要な人物だったなぁと思います。

ジウの家族の謎やソジュンの病気の原因、家族との軋轢、ジウがどうしてソジュンと別れたがったのか、そういうことが徐々に明らかになりながら、過去と思われる甘いシーンが随所に差し込まれ、物語は進んでいきます。つらい展開が多いのは多いのですが、そのつらさを乗り越えたうえでの最終回のジウの駄々っ子ぶりはもう、もう、なんと表現していいかわからないくらいに、可愛らしかった!

ソジュンが明るくて前向きでいつもジウにまとわりついているところも、めっちゃ可愛い!

つらさのなかにほっこりがあり、それを引き立てる映像の美しさ、村人の和気あいあいとした感じ、それからソジュンのまっすぐさとジウの頑なさ。それらが絶妙な具合で混ざりあい、とても見ていて胸にぐっとくる作品になっていると思います。

まとめ

普段はタイドラマをベースに見ている私なので、韓国BLはもっと青春のキラキラした作品が多いのかと思っていましたが、この作品は落ち着いた雰囲気です。光の陰影とかストーリーの流れとか、大人で。ソジュンはすこし落ち着きないところがありますが、それでもやっぱり大人なので。韓国のひんやりした空気感も良かったです。

そんな「To My Star」は楽天TVさんやFODさんなどで、「To My Star2」はU-NEXTさんなどで配信中(現時点では)で、一話が20分から30分程度なので、空いた時間に一気見できます。繊細叙情的なちょっと大人切ない恋愛ものが見たい方にオススメです。ときめきます!!

長くなりましたが、まだまだ書ききれないソジュンとジウの魅力が多々あります。

ひとつだけ叫ぶとしたら、

すれ違うふたりの関係性が尊い

最後まで読んでくださってありがとうございます。感謝です~!